ビートルズ猛語録

彼らは音楽のほかにウイットに富んだ会話も魅力のひとつでした。
数え切れないほどの言葉が記録されていますが、特に印象に残るものをわずかながら
掲載してみました。カッコよく冴えた彼らの切り口、切り返しをお楽しみ下さい。

◆初のアメリカ公演。空港の記者会見で

記者  「あいさつ代わりに一曲歌ってくれませんか?」
ジョン 「まず、金が先だ」

記者  「アメリカで行きたい所はありますか?」
ジョン 「ハーレム」

記者  「アメリカからもって帰りたいものはありますか?」
ジョン 「ロックフェラー財団」

記者   「ファンにメッセージをお願いします。」
ポール 「ビートルズのレコードをもっといっぱい買いなさい!」

記者  「人気が落ちたら、どうしますか?」
ジョン 「稼いだ金でも数えるよ」

記者  「ベートーヴェンについてどう思いますか?」
リンゴ 「いいねぇ。特に歌詞がいい」

記者  「ビートルズの人気の秘密は?」
ジョン 「陽気のせいだろうな」

記者  「自由な時間ができたらどうしますか?」
ジョン 「そいつが長続きする方法を考える」



女性記者 「あなたの服は誰が選ぶのですか?」
ジョン    「自分で選ぶよ。アンタの服は?」
女性記者 「夫です。ところで、気が進まないのはどんな話題ですか?」
ジョン    「アンタの旦那の話題」



◆駐米大使館にて

大使 「あなたがジョンですね」
ジョン (ジョージを指さして)「いや、僕はチャーリー、彼がジョンです」
大使 「あなたがジョンですか?」
ジョージ (リンゴを指さして)「いいえ、僕はフランクです。そこに居るのがジョンです」
大使 「・・・・」
リンゴ 「ところで、アンタ誰?」




◆度重なるマンネリ質問に

ポール 「今まで聞かれたようなインタビューばかりじゃないか。」
記者  「それでは、聞かれたことのない質問はありますか?」
リンゴ  「それも初めてじゃないよ・・・。」

 ◆ジョン・レノン語録
・才能とは、自分には必ずできると信じることである。
・オレはビートルズの最大のファンだ!
・30歳になったらシーラブズユーは歌わないよ。
・ぼくはパンが焼き上がる状況に歓喜したよ。(主夫業の感想)
・ヨーコより先に死にたい。(死の直前のインタビューで)
・ぼくは平和のセールスマンだ。
・目標は始め小さく、徐々に大きくさ。(世界制覇を振り返って)

シェア・スタジアム公演を終えて、くたくたに疲れ切ったビートルズにインタビュー
  記者 「アメリカで一番嫌いなものはなんですか?」
  ジョン 「お前だよ!」


  記者 「プライベートにおいては、アメリカとイギリスのどちらが好きですか?」
  ジョン 「俺達にプライベートなんてないの!」


エルヴィスと対面するなり
  ジョン「あらま、あなたさまがホンモノのプレスリーさんで?」(爆)

  記者 「音楽家としての自分達をどう見ますか?」
  ジョン 「タチが悪くて能ナシだな。」


  記者 「セーヌ川とテムズ川を比べてどう思いますか?」
  ジョン 「上から下へ水が流れている...同じだな。」


  記者 「ビートルズのファンはあまりに熱狂的で音楽をあまり聴かないそうですが。」
  ジョン 「音楽を聴きたければレコードで。見たい時はコンサートに来ればいいさ。」

  ジョン 「キリスト教は滅びるよ。だんだん下火になる。今じゃオレ達のほうがキリストより有名さ。
       ロックンロールとキリスト教とどっちが先にくたばるかみものだな。キリストは正しかったけど、
      弟子たちがダメにしたんだ。」
 ◆ポール・マッカートニー語録
・僕がビートルズを去ったのではなく、ビートルズがビートルズを去ったのだ。
・大切なのは愛であり愛すべき家族だ。
・スーパースター?もううんざりさ。
・ヨーコの前では陳腐なラブソングなんか書けないよ。
・せめて観光客として日本に行きたい。
・LSDは俺の目を開かせてくれた。
・僕は死んでない。死んだはずの僕が言ってるんだから間違いない。

記者  「なぜ髪を伸ばしたのですか?」
ポール 「ここに1ポンドだけあったとしたら、床屋に行くより酒を一杯やったほうがいいだろう。」


記者  「ビートルズのコンサートに武道館を使うのは伝統的武道のためという趣旨に反するという日本人もいますが。」
ポール 「日本の舞踊団がイギリスの王立劇場に出演してもそれが伝統を汚すことにはならないでしょう。日本人と同じ
      ように僕らも結構伝統的ですよ。」


映画「マジカル・ミステリー・ツアー」にストーリーが無いとの批判が集まり、それに対するポールの反論
ポール 「的はずれだ。これからはレコードを聴かせるだけじゃなくて音を見せる時代だよ。音と映像を一体にしたのさ。
      そうした映画にスジはいらないのさ。」

長年築いてきたビートルズが、この「マジカル〜」の一作で、全く誰にも認められていなかったという事を証明しているのではないかとの疑問に対して
ポール 「あなた達はペンが何をするものか良くお解りでしょう。ペンは書くものという概念の外に、ペンはポケットのアク
      セサリーだと思っている人がいる事をご存じですか?」


ポール死亡説に対してのコメント
ポール 「実はあれはオレ自身のアイデアなんだ。誰だって一生のうち一度くらいは生まれ変わりたいと思うだろう。
      これでオレも生まれ変わったというもんさ。」


 ◆ジョージ・ハリスン語録
・真理に近づけば近づくほど現実が幻想にすぎないことがわかる。
・僕たちはイギリスの老人が嫌いだ。
・ビートルズ再結成?一つだけのチャンスは全員破産することさ。
・ビートルズは俺の成長の時代だった。
・ビートルズは生涯の目的ではなかった。
・ビートルズは60年代のすき間を埋めてくれた。
・解散はヨーコとリンダが共存できなかったことにある。

EMIのオーディションを終えて
 ジョージ・マーティン 「君達、何か言いたいことがあったら言いなさい。」
 ジョージ 「えーと、ボス、あんたのネクタイの柄が気に入りませんね。」


 記者 「クリスマス・プレゼントに何が欲しいですか?」
 ジョージ 「マンネリのインタビューに5分おきに答えてくれるオウム!」


 記者  「エリザベス女王をどう思いますか?」
 ジョージ 「あんまりタイプじゃないな。」


 「我々は別に銅像を建ててもらうつもりはないし、皆さんに尊敬される人間になるつもりもない。」
 「ある裁判官は、他人の模範となれ、若者の理想となれなんて説いていたが、こりゃ悪魔の自由みたいなものだ。
  一体、裁判官にしろ誰にしろ、どうして他人の生活を指図出来るのかね。僕らは別に彼らの生活をこうしろ、ああしろ、
 なんてことは云わない。彼らの私生活は十分尊重している。その代わりにだ、僕の私生活も尊重して欲しいんだよ。」


 ◆リンゴ・スター語録
・二十歳を過ぎた時、つくづく歳をとったと感じた。30歳になったら、
 老人になってしまうかもしれない。
・べートーヴェン?好きだよ、特に彼の詩がね。
・俺の人生で最も幸運だったのは、ビートルズのメンバーだったことさ。
 反対に最も不幸だったのは、 観客としてビートルズを見られなかったことさ。
・ビートルズは夢物語の連続だったね。
・有名になってからは、親戚の態度が一変したよ。
・鼻にはできないから、指にしてるのさ。(指輪について)

ストロベリー・フィールズのドラムは上手すぎて、リンゴのプレイではないのではと言われて
  リンゴ 「たいしたことはないよ。二度と同じようには叩けないけどね。でも、皆と一緒に終わるくらいならできるぜ。」

ポール死亡説に対してのコメント
  リンゴ 「そう言えば、葬式の案内状がまだ来てないなあ」

  記者  「ベートーヴェンについてどう思いますか?」
  リンゴ 「いいねぇ。特に歌詞がイイ。」


  記者  「近頃流行の、トップレスの水着をどう思いますか?」
  リンゴ 「あれはいいね。俺なんか生まれてこのかたずっと愛用してるよ。」