大和郡山市立筒井学童保育所
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東側外観 建物西側
南側外観 外観予想パース
正面玄関 風除室 多目的室東面
多目的室南西面 多目的室北面

 旧学童保育所の老朽化と保護者からの熱望に応えるべく、大和郡山市の福祉事業の一貫としてこの程新たに新築された筒井学童保育所です。
敷地は市立筒井小学校の南西隅の一角を分筆した形で、小学校とは事実上分離されています。計画当初より市建設管理課、こども福祉課、保護者代表の方々、保育士さんを含めてこの建物の計画を進めました。
当事務所の基本理念は内外に対して明るい事、これは実質的にも雰囲気的にも明るく、開放的であるということをめざしました。
これは、カギっ子と呼ばれる児童にまとわりつく何となく暗いイメージを払拭したいという想いからでした。また、今の時勢学校自体の安全性までが問われる時代でもあり、外からも中の様子が窺えるものにという保護者、保育士さんからの要望もありました。
内部空間を効率良く使う為に、構造体である柱をあえて外部に追いやり、南、東面の窓を連窓として小学校側の風景をパノラマ的に取り込みました。ただ庇が深い為夏の直射日光は遮れます。これからもここを放課後、もしくは休み期間の基点とし、児童達は育って行きます。「ひまわり」と名付けられたこの学童保育所と共に明るく育ってもらいたいものだと想っております。

  
DETA:2005,1  鉄骨造平屋建 建築面積 117.58u    延床面積 89.30u


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