■櫟本の住宅
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東側外観


 完成予想模型


            
北側ウッドデッキ
居間と続きの和室 居間より北側デッキを望む
同上 天井の部分 2階こども部屋

 この住宅の計画は施主さんご夫婦が、当事務所のHPを見て下さった事から始まりました。一生に一度のマイホーム計画に、「建て売り」にはどうしても抵抗があり、自由設計プランと謳ってはいるものの、実際には数パターンしかなく、かと言って住宅メーカーの既製品的な物にもそそられない。はてさて、どした物かと彷徨う内に当事務所のHPに辿り着かれた訳です。
                              
まずは土地探しから始まり、私も数件を当たりましたが、結局は施主さんが見付けて来られました。殆どの条件は揃っているのですが、ただひとつの懸念は南隣に大きな2階建のお隣がそびえていると言う事でした。そこでその土地のロケーションに行ったところ、北側の池と、それを挟んでの隣地の大きな庭の借景の素晴らしさに驚きました。確かに直射日光は東西の隅の部分でしか入っては来ませんが、北側の開口を大きく開ける事で安定した天空照度が得られます。よって、この「櫟本の住宅」は別名「北を向いて暮らす家」として計画を開始しました。
                              
1階はお隣がまともに位置する中央部分に玄関、階段、ダイニングを取り、ダイニングから和風居間の二間を介して北側の借景をパノラマ的に展開出来るように配置しました。2階は主に子供部屋で、現在は15帖の1室で子供達が広く遊べるようにしていますが、近い将来は家具等で区切って2室のプライベートが保てるよう柔軟に対応しています。これから先、様々な事を楽しみながら、この住宅を造り込んで行って頂きたいと思っています。

DETA:2004   木造2階建 建築面積 88.63u   延床面積 135.81u
             施工:藤本建設(株) 0743-59-1281  現場担当者 吉井 英善




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