■森口商店
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住宅用の外部階段1階玄関庇と円柱
建物外観 外部階段・店舗柱脚

1階店舗の玄関 セメント押出し形成板による鎧張り
店舗(正面入口) 店舗横外壁

1階店舗室内 1階倉庫です。奥に中2階が見えます。
1階店舗 1階倉庫

      
2階玄関 2階リビング〜デッキ 2階廊下

 この建物は奈良県北葛城郡王寺町の再開発事業に於ける立ち退きの為に新築された店舗付き住宅である。
元はJR王寺駅の商店街に位置し、施主の祖父の代から金物等を取り扱っていた老舗である。再開発事業の決定により立ち退きを余儀なくされたが、元の敷地より少し南部にあるJR畠田駅の北側で新たに蘇る事となった。
建物の60%ほどが商品をストックしておく倉庫であり、残りの30%が店舗、10%が住居といった面積配分である。
外観のデザインとしては基本設計当初から、たくさんの物を収納出来る「蔵」のイメージがあった。しかし、瓦等を使用してそれを表現するのは芸が無い。何とか瓦や木板などを使用しないで「和」の表現が出来ないものかと考えた。そこで瓦色のアルミ板による大庇、また白い破風を連想させるパラペットを設けた。外壁の腰の部分は木板の鎧張りに見立てて、セメント押出し成形板を使用している。勾配屋根の無い建物ではあるが、なんとか「和」のイメージを表現出来たと思っている。                                  
DETA:2003   鉄骨造2階建 建築面積 496.21u   延床面積 892.64u
             施工:(株)福井工務店 0745-72-5252  現場担当者 廣浦 信雄




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